Firefoxが最新アップデートをリリースして以来、オンラインショッピングに新しい機能が登場していることに多くの人が気づき始めています。クレジットカードの自動入力機能です。これは簡単に言うと、カード情報を記憶しておき、次回買い物をする際に自動的に入力してくれるというものです。素晴らしい機能ですよね?でも、プライバシーにかなりこだわりのある方でなければ、躊躇してしまうかもしれません。さて、それではこの機能の仕組みと、必要に応じて切り替える方法をご紹介します。

クレジットカード自動入力機能の概要

この自動入力機能は、おそらく実際に利用されている地域から、まずは特定の地域で展開されます。カード情報の入力時間を数秒短縮し、コピー&ペーストや手入力の手間を省くことを目的としています。Mozillaはオンライン決済をよりスムーズにするために、この機能を積極的に導入しています。ただし、セキュリティに関する質問もいくつか用意されています。この機能がうまく機能すれば決済が速くなりますが、うまく機能しない場合は、何かがおかしいと感じるまで、この機能の存在に気付かないかもしれません。

クレジットカードの自動入力機能を有効にする方法

メニューを確認してもこのオプションが表示されない場合は、デフォルトでオフになっている可能性があります。オンにできるかどうかを確認するには、以下の手順に従ってください。

  1. Firefox を開き、右上隅にあるメニューボタン (3 つの点)をクリックします。
  2. [設定]を選択します。
  3. 設定ページ上部の検索バーに「カードを追加」と入力してください。関連するオプションが表示されます。

利用可能な場合は、 「保存して支払い方法を入力する」などのトグルボタンまたはチェックボックスがあるはずです。それをオンにしてください。表示されない場合は、お住まいの地域がまだサポートされていないか、詳細設定で非表示になっている可能性があります。

自動入力設定の管理

保存される情報やその使用方法を管理したい場合は、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」に移動してください。以下のオプションがあります。

  • カードを追加または削除するには、 「保存された支払い方法」(場合によっては「フォームと自動入力」の下)をクリックします。
  • 「支払い情報を保存するように要求する」などのトグルを探し、新しいカードが保存されないようにしたい場合はオフにします。
  • セキュリティを重視する人の中には、「カードの自動入力や管理を行う前にログインまたはパスワードを要求する」をオンにする人もいます。もちろん、Firefox は必要以上に操作を難しくすることもあります。

サポートされていない国で自動入力を有効にする

ちょっと奇妙ですが、設定によっては、お住まいの地域でこの機能がうまく動作しない場合があります。あるマシンでは少しいじってみたらうまく動作したのに、別のマシンでは全く動作しない、といったケースです。そのような場合は、以下の詳細設定を試してみてください。

  1. アドレスバーに移動して入力しabout:config、Enter キーを押します。
  2. 警告を無視して進みます(「リスクを受け入れて続行」をクリックします)。
  3. を検索しますextensions.autofill.creditCards.supportedCountries。見つかった場合は、[編集]をクリックして、国コード (「US」、「GB」、「IN」など) を含めるように編集してみてください。
  4. 変更を有効にするには、Firefox を再起動する必要がある場合があります。

正直に言うと、Mozilla は必要以上に物事を複雑にしようとしているだけのように感じることもありますが、これは、頑固に自分の地域で表示されない場合にユーザーがそれを機能させる方法の 1 つです。

潜在的な欠点とプライバシーに関する懸念

ここが少し厄介な部分です。ブラウザにクレジットカード情報を保存するのは便利そうに聞こえますが、誰もがそれに抵抗を感じるわけではありません。考えてみてください。

  • プライバシーの問題:もし誰かがあなたのブラウザプロフィールにアクセスしたら、特に共有パソコンや公共のパソコンでは、支払い情報が盗まれる可能性があります。これはちょっと怖いですね。
  • 自動入力への依存:一度設定すると、その存在を忘れてしまいがちです。ブラウザのアップデートやセキュリティ設定の変更など、何らかの理由で自動入力が機能しなくなると、決済時に不意を突かれる可能性があります。

正直なところ、カードを保管するなら、セキュリティ対策を講じておくのは悪くない考えです。例えば、「ログインを要求する」設定にしたり、使用していないときはデバイスをロックしておくなどです。盗難に遭いやすい状況を作るのはもったいないですよね?

結論:利便性とセキュリティを天秤にかける

この自動入力機能は確かに便利で、オンラインショッピングのストレスが少し軽減されます。しかし、諸刃の剣でもあります。プライバシーとセキュリティを重視する場合は、無効にするか、信頼できるデバイスでのみ有効にすることをお勧めします。そうでない場合は、特に頻繁に買い物をする人にとっては、時間を節約する簡単な方法です。結局のところ、安心感と利便性のバランスを取ることが重要です。